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「リハビリ人材養成校の函館誕生秘話」(医療福祉)

2020.03.17

船中八策

  今年4月、函館市田家町に函館医師会が進めてきたリハビリ人材養成校が開設されます。開設までには、関係者をはじめ数多くの人がかかわってきました。

私もこのプロジェクトにかかわった1人なのですが、開設にこぎつけるまでには様々な苦労がありました。

 

 当初、道庁は「札幌にあるリハビリ人材養成校の定員で北海道内の需要は充足しているから、函館に新たに学校をつくることは反対」という立場でした。

厚生労働省も道庁の考え方に近いものがあり、函館にリハビリ人材養成校を設立することは、かなり困難な状況だったのです。

 しかし、リハビリ専門職の養成が函館でできることで、高齢者医療の充実が図られ、さらには若者の職業選択の幅を広げ、人口減少対策にもなると考え、函館医師会長と一緒にこの困難な説得作業が始まりました。

 

 権限が国から道庁に下りていることから、まず厚生労働省に直談判。

「道庁が開設を望むなら反対はしない」ということを確認し、その上で道庁に再び掛け合いました。

高橋はるみ前知事のリーダーシップのもと、「函館にリハビリ人材養成校を!」と考える多くの方々の努力によって、実現にこぎつけることができたのです。

 

 事業がうまく進むと、野党の議員までもが「自分がやった。リハビリ人材養成校を函館に誘致したのは私だ」と言い始めました。

今回のリハビリ人材養成校誘致に関する詳細を知らない人は「そうなのかな」と思うかもしれません。

しかし、野党議員が自治体首長や議長と一緒に省庁に要請に行ったという話を聞いたことがあるでしょうか。

端的に言えば、与党は省庁と一緒に政策や予算をつくり、野党はその予算に反対するわけですから、野党議員には予算獲得力はまずないと言って間違いありません。

また、野党議員が道庁や国の省庁を動かすことなど、まずもって不可能といえます。

これが政治の現実です。

 

 政治というのは非常に冷徹です。

現実問題として、前回の選挙で野党候補が当選してしまった道南地区は、若松埠頭への十万トン級の大型クルーズ船岸壁工事の遅れ、木古内延伸後の高規格道路の江差延伸&松前延伸の白紙など、結果としてかなり憂目にあってしまっています。

選挙区に野党議員が何人いるかは重要でなく、与党議員がたった一人いることこそが重要なのです。

 

 私、前田一男は、決して嘘は申しません。

やっていないことを、さも自分がやったように吹聴したり、知らないことを良いことに他人の功績を自分の手柄にしたりはしません。

常に正直に、日々努力を怠らず、道南に住む皆さんが安心して暮らしていけるよう、また「この地に住んでよかった」と思える道南を築いていきたいと考えています。

街の繁栄のため、その街に住む一人一人の繁栄のための政治…それが前田一男の、生涯かけて行う仕事と考えてます!

今後とも皆様からのご支援を賜りますよう、宜しくお願い致します!

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